いじめ重大事態不明公表情報に基づく
玉城デニー沖縄県知事 第3回「育ての母や友人、地域の支えがありいじめや反抗期を乗り越えられた」
- 都道府県
- 沖縄県
- 掲載日
- 2023年11月17日
- 発生年
- 2023年
- 公表主体
- ママスタ
事案の概要
【第1回】から読む。
前回からの続き。地域ぐるみで子どもを育てる文化が根づく沖縄県。沖縄県玉城デニー(本名:康裕)知事も、幼少期から思春期にかけて、つらいいじめや反抗期などがありました。乗り越えられたのは、育ての母や友達など、地域の人たちの支えのおかげだと話します。いったいどのようなことがあったのでしょうか?
自分の子ども他人の子どもも分け隔てなく接する文化
── 知り合いのママで、沖縄ではまわりの人が子育てをすごく積極的にサポートしてくれると聞きました。沖縄では、昔から地域ぐるみで子育てをする文化が育っていたのでしょうか。
玉城デニー知事(以下、玉城知事):集落内で生活している人たちはみんな顔見知りですし、自分の子も近所の子も同じようにかわいがって育てています。そのため身内のような感覚になってくると思います。年配の方ほど、若いお父さんお母さんをサポートしようという気持ちは、自然に持っていると思います。
── 玉城知事も母子家庭で育ったそうですが、地域の人たちに育てられたのでしょうか。
玉城知事:私は、シングルマザーだった母の仕事の都合もあり、2歳から10歳まで母の知人に預けられました。当時は、幼稚園から中学生くらいまで近所の子どもたちが集まって、メンコやビー玉、凧揚げなどで一緒に遊んでいました。塀の上に登ったりすると、近所の大人たちから「あんた降りなさい! 危ないよ!」と叱られることもありましたよ(笑)。
自己肯定感アップにつながった育ての母の言葉
── まさに地域ぐるみだったのですね。
玉城知事:近所の子どもたちとは仲良しでしたが、小学校に入ってからは学校でいじめられることもありました。母は日本人ですが、父はアメリカ人です。そのため私は外見のことでよく学校などでいじめられて、泣きながら帰宅しました。
そんなとき、育ての母が「どうしたの?」と優しく尋ねてくれました。いじめられたと話をすると、私に「10本の指」の話をしてくれました。
──「10本の指」とは、どのようなお話なのですか?
玉城知事:「指はどれも同じ長さでも同じ太さでもないよ。全部違って全部上等だよね」と話してくれました。沖縄の島言葉で言うと、「トゥーヌイービヤ、ユヌタキヤネーランドー」といいます。トゥーヌイービヤとは10本の指。ユヌタキは同じ丈、ネーランドーは、ではない。10本の指は同じ丈ではないと教えてくれました。
皮を1枚脱いだらみんな同じ
── ほかにも、育てのお母さんから学んだことなどはありますか?
玉城知事:育ての母は、見た目についてこんな話をしてくれました。「見た目はそれぞれ違うけど、皮を1枚脱いだらみんな同じ赤い血が流れているでしょ。みんな同じだから気にする必要はないんだよ。友達は顔がそれぞれ違うけど、みんな仲間だよね」と言われ、自分の中で腑に落ちました。これを沖縄の言葉で「カーギヤ、カードゥヤンドー」といいます。この話をきっかけに、自己肯定感というか自分で自分を認めるというそういう気持ちに早い段階で気がついたのだろうなと思います。
友達の言葉がきっかけで反抗期を乗り越えられた
── 反抗期などはありましたか?
玉城知事:私は中学1年から2年ぐらいまで反抗期でした。中学生頃になると、誰でも一度や二度は、自分の生い立ちや外見にコンプレックスを持ち悩むこともあると思います…
出典
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