2021年の高等学校いじめ重大事態の公表事案
公表事案 12件
2021年(公表年ベース)に高等学校いじめ重大事態で公表された保育園・幼稚園・小中学校・高校の事故・行政処分・ 教員不祥事・いじめ重大事態の一覧です。 公表年は事案の発生年と異なる場合があります。
公表事案一覧
岐阜北高校と郡上高校の教諭、生徒のいじめアンケートを紛失
岐阜県立岐阜北高校と郡上高校で、生徒2人分のいじめアンケート回答が教諭によって紛失したことが発覚した。岐阜北高で昨年9月、郡上高で昨年11月にそれぞれ1人分が紛失され、生徒の名前が記載されていたため、双方の学校は謝罪し、教諭には厳重注意処分が下された。再発防止策としてアンケートは電子化され、県教育委員会は紛失や処分を公表していなかった。
将来ある高等学校
三重県 ・ 高等学校
三重県立高校1年生、自殺で遺族が県と元生徒を提訴
2018年に三重県立高校1年の男子生徒が自殺した問題で、遺族がいじめが原因とし、三重県と元生徒4人に対して約7370万円の損害賠償を求めて提訴した。訴状では、生徒が上級生から身体を叩かれたり、部活のLINEグループで侮辱されるなどのいじめを受けていたことが指摘されている。また、相談を受けた教諭が適切な対応を取らなかったとされ、教諭の注意義務違反の因果関係についても争点となっている。県教育委員会は自殺と認められるいじめがあったと報告しているが、遺族は加害者側への聞き取り不足を訴えており、県は再調査を進めている。
府立の全日制高校
京都府 ・ 高等学校
京都府内の公立学校で1学期にいじめ認知件数1万368件
京都府教委は2021年1学期におけるいじめの実態調査を発表し、公立学校355校における認知件数は1万368件に達した。前年同時期と比べて1478件増加し、およそ12人に1人がいじめに遭ったと回答した。在籍数は計11万8825人。いじめの中には、心身に重大な被害が生じた事例もあり、担当者は被害生徒の健康状態を確認し、今後第三者委員会を設置して調査を進めるという。
佐賀県立佐賀商業高等学校
佐賀県 佐賀市 ・ 高等学校
鳥栖市の中学校でのいじめ、二審も賠償命令
鳥栖市の中学校での集団いじめに関し、二審も賠償命令を下しました。詳細な学校名は不明です。
佐賀県内の私立学校で発生したいじめ重大事態、県調査不要と判断
2020年3月4日に佐賀県内の私立学校で発生したいじめによる重大事態について、県は調査が不要と判断した。県は17日に通知し、第三者委員会による調査が十分に実施されたと理由を述べている。この事案は児童等の生命や心身に重大な被害が生じた疑いがあると認定されたが、被害生徒や保護者の意向により、いじめの内容は公表されていない。学校側は再発防止策として担当職員を増員するなどの対応を行った。
神奈川県の高校でいじめが発生、損害賠償訴訟を提起
2018年2月末、神奈川県の高校で、学生Aが硬球を投げつけられたいじめが発生し、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認定。PTSDの診断も受け、いじめの継続性が明らかになった。その後、保護者が損害賠償訴訟を提起し、加害者と和解。学校は今後のいじめ防止に向けた取り組みを約束した。
神奈川県の高校で部員が硬球を投げつけられ負傷、いじめの不適切対応
神奈川県の高校で、部活動中にAさんが同級生から硬式球を投げつけられ、左骨盤部挫傷のけがを負った。学校側はこれをいじめとは認定せず、偶然の事故と判断した。Aさんはその後、不適切な対応やLINEグループからの排除などを受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、学校に通えなくなり、最終的に通信制高校に転学した。
八戸学院野辺地西高等学校
青森県 上北郡野辺地町 ・ 高等学校
青森県の私立高校、いじめ認定で学校の結論が覆される 2年男子生徒の自殺事案
青森県野辺地町の私立八戸学院野辺地西高の2年生男子生徒(当時17歳)が2019年1月に自宅で自殺した。学校は交際関係の悩みなどが原因で、いじめは確認できなかったと報告していた。しかし県の調査部会は2021年3月30日、いじめが自殺の一要因であると認定する報告書を提出し、学校側の結論を覆した。自殺前、生徒の持ち物から「死ね」と書かれたメモが見つかっていた。
尼崎市立尼崎高等学校
兵庫県 尼崎市 ・ 高等学校
尼崎市立尼崎高等学校 水泳部いじめ複数、市教委も放置2年間(2021年3月17日ごろ)
兼崎市立尼崎高等学校の水泳部で、複数の女子部員による同級生へのいじめが発生していました。被害生徒は2017年夏ごろから仲間外れや悪口の対象となり、2017年11月から不登校になりました。保護者が「重大事態」として市教育委員会に申告しましたが、学校と市教委は2年以上対応しないまま、生徒は2018年3月に退学しています。その後、別の部員も2019年夏以降に同様の被害を訴え不登校になっています。市教委が設置した第三者委員会は2021年3月17日、いじめの存在を認定し、部活動内のミーティングで被害生徒が逆に責められたり謝罪させられたことが不登校につながったと指摘しました。調査の結果、当時の男性教頭ら2人が被害生徒の転学願を無断で作成していたことが判明し、2月26日付で懲戒処分となっています。
東海大学付属福岡高等学校
福岡県 宗像市 ・ 高等学校
東海大学付属福岡高等学校 いじめ問題(2021年3月ごろ)
2021年3月、東海大学付属福岡高等学校の剣道部に所属していた高校生が、部活動内のいじめを訴える遺書を残して自殺した。2024年2月、学校が設置した第三者委員会は報告書をまとめ、上級生からの性的ないじめや顧問による過大な課題の強要などを明らかにした。委員会は自殺の直接的な原因は特定できないと結論付けたが、自殺した生徒の母親は上級生4名に対して損害賠償請求訴訟を提起している。その後2024年4月には、同部顧問が2017年頃から部員に対して頭をハンガーで叩くなどの体罰を繰り返していたこと、及び学校がこの体罰と処分について高体連に報告していなかったことが判明した。顧問は出勤停止処分を受け、同部は1年間の試合出場禁止となった。
豊川高等学校
愛知県 豊川市 ・ 高等学校
豊川高等学校 不祥事(2021年ごろ)
豊川高等学校の野球部に所属していた男子生徒が、2021年12月に部員からのいじめと学校側の不適切な対応に対し、運営する学校法人を被告として名古屋地方裁判所に損害賠償を求める訴訟を提起した。訴状によると、原告の生徒は他の部員から暴言を浴びせられたほか、コーチから無視されるなど精神的嫌がらせを受けたとされている。生徒側は、学校がこうした行為を認識しながら適切な対応を講じなかったと主張している。本事案は、部活動における生徒間のトラブルと学校の対応が問われるケースとなった。
聖カタリナ学園高等学校
愛媛県 松山市 ・ 高等学校
聖カタリナ学園高等学校 不祥事(2021年ごろ)
聖カタリナ学園高等学校の硬式野球部寮で、2021年11月と2022年5月の2度にわたり暴行事案が発生した。学校が設置した第三者委員会による調査では、寮内で日常的に暴力行為が行われていたことが認定された。学校はこれらの事案を「いじめ防止対策推進法」に基づく「重大事態」に該当すると判断し、愛媛県教育委員会に報告した。複数回にわたる組織的な暴力行為が確認されたことにより、野球部の指導体制や寮の運営方針に関する抜本的な見直しが求められる事態となった。
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