いじめ重大事態不明公表情報に基づく
佐賀県鳥栖市立中学校
佐賀県 鳥栖市 ・ 中学校
中学生いじめ、第三者委が鳥栖市教委・学校の認識の甘さを問題視…訴訟で軽微と主張「さらに傷つけた」
- 都道府県
- 佐賀県
- 市区町村
- 鳥栖市
- 施設種別
- 中学校
- 施設
- 佐賀県鳥栖市立中学校
- 報道日
- 2026年3月27日
- 発生年
- 2026年
- 公表主体
- 読売新聞
事案の概要
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中学生いじめ、第三者委が鳥栖市教委・学校の認識の甘さを問題視…訴訟で軽微と主張「さらに傷つけた」
2026/03/27 12:20
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佐賀県鳥栖市立中学校で2012年、当時1年生だった佐藤
和威(かずい)
さん(26)が同学年の生徒らから暴行や恐喝を受けた問題を巡り、市教育委員会の第三者機関「市いじめ問題対策委員会」(委員長=松下一世・佐賀大教育学部非常勤講師、7人)は26日、調査報告書を市教委の佐々木英利教育長に答申した。市教委や学校がいじめ防止対策推進法の「重大事態」と捉えなかった認識の甘さを問題視し、加害生徒の指導や被害生徒の支援で負の連鎖が引き起こされたと指摘した。(河村輝樹)
答申を受け、記者会見で思いを語る佐藤さん 報告書では、佐藤さんに対する加害行為について、「極めて重大ないじめであった」と判断。当時の学校の対応について、「いじめ行為を『悪ふざけ』や生徒間の軽微なトラブルと捉え、十分な観察や情報共有を行わなかった」などとして、「いじめの深刻化を見逃す結果につながった」と指摘した。さらに、加害生徒から佐藤さんへの謝罪対応を優先したことで、「精神的負担をさらに増大させた」とした。
鳥栖市教委や学校の不適切な対応を指摘され、記者会見で説明する佐々木教育長(左)ら また、市教委の対応に関しても、「初動対応の遅れが認められる」と批判。訴訟で「軽微」と主張した点を「行政への信頼を損ないかねず、被害生徒をさらに傷つけるものだった」とした。加えて、佐藤さんがいじめの全容解明と第三者による調査を求めたが、調査を実施しなかったことについて、「重大な問題」と指弾した。 その上で、市教委に求めるいじめ対策として〈1〉休憩時間や放課後に自由に行ける相談室、カウンセラーらが常駐する場の設置〈2〉いじめの調査や解決に至るまでの方法や発生時の対処要領の作成〈3〉学校や市教委から独立した外部組織の設置――などを提案した。 この問題では、佐藤さんらが15年2月、男子生徒8人と保護者、市を相手取り佐賀地裁に提訴。22年7月、市と保護者の責任を否定する一方、生徒らに計約400万円の賠償を命じた2審・福岡高裁判決が確定した。佐藤さんは22年9月、いじめ防止対策推進法に基づく調査などを市教委に求め、委員会が23年6月から2年9か月にわたり、判決や訴訟資料を基に、関係者の聞き取り調査などを実施した。 松下委員長は鳥栖市役所で開いた記者会見で「この問題を教訓とし、学校が子どもたちにとって少しでも安心安全な場となるよう変わっていくことを願っている」と述べた。
出典
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