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事故不明公表情報に基づく

「プリンを見てアーンって」明るかった難病の娘、学校事故の責任は

兵庫県 三木市

都道府県
兵庫県
市区町村
三木市
報道日
2026年1月26日
発生年
2026
公表主体
朝日新聞

事案の概要

「プリンを見てアーンって」明るかった難病の娘、学校事故の責任は2026年1月26日 6時30分有料記事花野雄太印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするlistはてなブックマークでシェアする鈴木涼美さんのコメント亡くなった女子生徒が使っていた髪飾り。母親が結ってあげていた=原告提供 [PR]  ある中学3年の女子生徒が、在校中に呼吸困難になって意識を失い、3年後に亡くなった。日常的な「医療的ケア」を受けていた。過失はあったのか。対応の是非をめぐる司法判断が29日、大阪高裁で示される。 「甘い物が好きで、プリンを見たらアーンって口を開けて、うれしそうに笑っていた。手はかかるけど、いつまでもかわいい子のまま、周囲を明るくしてくれた」。生徒の両親はそう振り返る。 生徒は乳幼児期に症状が表れる難病「レット症候群」で、気管切開後に気道を確保する器具をつけて兵庫県三木市立の特別支援学校に通学。絵本の読み聞かせやマッサージを受けながら、感情を主に表情で表していた。 事故は3年生になった2020年の12月に起きた。看護師らがのどの異音に気づき、気管に入れた器具からたんの吸引を2分ほど続けた。応援に入った養護教諭が機材で肺に空気を送り込んだが、低酸素状態になり、24年3月に18歳で亡くなった。 市の22年5月の事故調査報告書は、たんの吸引自体は「基本に沿った処置」としつつ、もっと早く空気を送れていれば重大な結果は避けられた可能性があると指摘。両親は市に賠償を求めて提訴したが、神戸地裁は25年1月、請求を退けた。気道の深い部分でのたんの詰まりが原因で、吸引を続けたことに「過失はない」と判断した。 文部科学省のマニュアルには「吸引は10秒以内」とある。原告側は控訴審で、新たに県医療的ケア児支援センター長の常石秀市医師の意見書も提出した。肺に空気を送らなかったのは過失に値するとし、事故を、増える医療的ケア児の安全確保につなげてほしいという内容だ。 高裁はこれも踏まえ、市と両親の双方に和解を促したが、両親は「他の子が安心して学校に通えるように」と再発防止に資する判決を出すよう求めた。市は「たんの吸引は主治医の指示書に基づくもので、過失はない」と反論している。通学する医療的ケア児が急増 「過渡期」の現場 「子どもから5分以上目を離せるか――できない40.8%」。厚生労働省が2020年に公表した、医療的ケア児がいる家族への実態調査の結果だ。 「慢性的な睡眠不足」という…この記事は有料記事です。残り801文字有料会員になると続きをお読みいただけます。今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません この記事を書いた人花野雄太大阪社会部兼ネットワーク報道本部フォロー専門・関心分野調査報道、国税注目コメント試し読み鈴木涼美(作家)2026年1月25日11時30分 投稿【視点】一昨年、新装版が出版された金滿里さんの著書『生きることのはじまり』を読むと、かつて身体に障害を持った児童らがいかに狭い選択肢で生きざるを得なかったかがよくわかります。重度身体障がい者でもある金さん自身が、児童期を児童施設で過ごし、その後進学…続きを読む関連トピック・ジャンルジャンル社会・調査報道人権・共生印刷するメールでシェアするFacebook…

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