事故死亡・免職公表情報に基づく
警察学校で柔道練習中、女性巡査死亡 繰り返される悲劇に再発防止策「安易な考えはいけない」
京都府
- 都道府県
- 京都府
- 公表日
- 2025年10月10日
- 発生年
- 2025年
- 公表主体
- 京都新聞デジタル
事案の概要
柔道の立ち技の練習に取り組む初任科の警察官と教官たち(2日、京都市伏見区・京都府警察学校)
女性巡査の死亡を受けて京都府警が導入したヘッドキャップの後部に装着するクッション性の防具
京都府警
kyotonp 京都新聞 2026春割00:0000:0000:00
京都府警察学校(京都市伏見区)で昨年、警察官になって約4カ月の女性巡査=当時(23)=が、柔道の練習中に頭を強く打って死亡する事故があった。警察庁と府警は重大事案と受け止め、初心者の試合を禁止し、個人の習得度合いを可視化するチェックカードを導入するなど再発防止策に取り組んでいる。
10月初旬、府警察学校では、4月に入校した初任科生の男女約20人が柔道の練習に励んでいた。受け身を練習した後、2人1組になって投げ込みに汗を流す。昨年の重大事故後、府警が導入した後頭部を守るクッションをヘッドキャップの後部に装着している。「頭を打たないように」と声をかける教官ら8人が安全に気を配った。
府警によると、女性巡査は昨年7月、警察学校の柔道場で、柔道の授業中に同僚の女性警察官と技を掛け合う「乱取り」をしていた際に「大内刈り」で倒されて後頭部を強打した。柔道用ヘッドキャップを装着していたが、救急搬送された病院で硬膜下血腫と診断され、その後、亡くなった。
女性巡査は同月、大阪府警や兵庫県警と毎年開いている大会への出場が控えていた。女性巡査と、乱取りの相手をしていた女性警察官はともに柔道の初心者だった。二人の体格差はなかったという。
府警は、警務部長をトップに11人の検討チームを設け、事故原因を調査したが「特定の事項が原因であるとの判断に至らなかった」としている。
全国の警察学校で柔道の事故が後を絶たない。警察庁によると、警察学校に入校中、柔道の訓練や昇段審査における重大事故は平成(1989年)以降、今回の京都府警の事故を含めて5件起きた。このうち、3人が頭部外傷によって死亡しているという。
府警の事故を受けて警察庁は昨年、無段者や、柔道を始めてから6カ月未満の警察官が試合を行うことを禁止した。訓練開始から6カ月未満での大会出場や、大会に向けた訓練については「段階的指導の範囲を超える可能性が懸念される」と指摘した。
さらに、段級審査を目標に警察官になったばかりの初任科生を短期間で強化するような練習は控えるよう求めた。警察庁は「安全管理の確実な実践と、個々の技能レベルに応じた計画的な訓練を推進すべき」としている。
こうした状況を受け、京都府警は初任科生への「柔道訓練チェックカード」を新設した。初心者が身につける受け身や立ち技、寝技ごとの習得度合いを、教官が3段階で査定できるようにした。また、初任科を卒業して配属された警察署の訓練で、技能に応じた訓練内容を徹底させるマニュアルも導入した。
警察官が職務を遂行する上で武道の鍛錬は欠かせない。府警警務課は「今回のような事故を二度と起こさないよう訓練のあり方や安全管理について今後も課題の把握に努め、不断の見直しを行っていきたい」としている。
■専門家「体力見定め指導を」事故、競技開始から半年以内多く
柔道の重大な事故は初心者に多く、受け身の技術が未熟で体力が不十分であることが背景にあるとされる。特に競技を始めて半年…
出典
- 京都新聞デジタル
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