事故不明公表情報に基づく
建築工事中に下水道管を破損、県が市に賠償へ 埋設管事故の発生数は増加傾向
福井県立福井特別支援学校 / 福井県 は市 ・ 特別支援学校
- 都道府県
- 福井県
- 市区町村
- は市
- 施設種別
- 特別支援学校
- 施設
- 福井県立福井特別支援学校
- 報道日
- 2025年10月16日
- 発生年
- 2025年
- 公表主体
- 日経クロステック
事案の概要
福井県が発注した建築工事の最中に、福井市が管理する下水道管が破損した。県は市に対し、賠償金を支払う予定だ。日本建設業連合会の調査では、建築工事に伴う埋設管の事故は近年増加傾向にある。
福井県立福井特別支援学校(福井市)のスクールバス用の車庫を新設する工事の現場で事故は起こった。2024年10月22日、地盤改良工事のために施工者が重機で掘削を進めたところ、福井市が管理・所有する下水道の本管を誤って破損させた。管内に地盤改良で用いるセメントや管のコンクリート破片、土砂が流入した。
破損した下水道管。周囲に水が漏れ出ている。管の天端は地表面から約2.5mの深さに位置していた。右下は流入した土砂を取り出すために取り付けたマンホール(写真:福井市)保存拡大
下水道管内には、破損した管の破片や土砂、地盤改良工事に用いるセメントも流入した(写真:福井市)保存拡大
事故当日以降、市が復旧工事を担った。下水の流れを一時的に停止させ、破損箇所を応急的に塞いだ。その後、マンホールを取り付けて、その中で堆積したセメントなどを取り除く作業を続けた。復旧工事が完了したのは25年3月14日のことだった。
県は復旧に要した約3870万円を市に支払う予定だ。25年9月の県議会定例会に議案を提出した。
下水道管の存在を把握できず
なぜ事前に下水道管の位置を把握していなかったのか。県教育庁教育政策課によると、下水道管は学校が開校した1967年より前に敷設したもので、詳細な位置を示す資料が残っていなかった。そのため、管路の存在に気付かず、施工者にも情報を共有できていなかったという。
県によると、一般的に下水道の本管は道路の下に敷設されるが、破損した下水道管は学校の敷地を縦断するように通る珍しいケースだった。敷地内にメンテナンス用のマンホールも存在しないことから、存在に気が付かなかった。
事故現場の位置。破損した下水道管は、市営のポンプ場と浄化センターをつなぐ(出所:取材を基に日経クロステックが作成)保存拡大
県教育庁教育政策課は今回の事故を受け、所管する学校施設の埋設物の位置を正確に把握し、職員が異動しても着実に引き継げる体制を組む考えだ。
次のページ
埋設管事故は再び増加傾向
この記事は有料会員限定です
#地盤
#埋設物
#福井県
出典
- 日経クロステック
本ページの概要は上記出典の公表内容を事実報道の範囲で引用し、 後日の削除・改訂に対応できる形で集約しています。
この事案は公的機関または報道機関が公表した情報に基づきます。 確認レベル: 公表情報に基づく
関係者の氏名は、公表元が公表していないため掲載していません。
掲載内容に事実誤認がある、または削除をご希望の場合は異議申立てフォームよりご連絡ください。
最終更新: / 初回掲載: