事故死亡・免職公表情報に基づく
アイグラン保育園
北海道 ・ 保育園
食材大きく、情報共有なし 離乳食死亡事故で報告書 札幌の保育施設 [北海道]
- 都道府県
- 北海道
- 施設種別
- 保育園
- 施設
- アイグラン保育園
- 報道日
- 2025年9月11日
- 発生年
- 2025年
- 公表主体
- 朝日新聞
要約
AI生成札幌市のアイグラン保育園拓北で昨年10月、1歳男児が離乳食の豚肉をのどに詰まらせて亡くなった事故について、検証報告書が公表された。食材の大きさが咀嚼力に合わず、職員間の情報共有不足と通報の遅れが問題と指摘された。
事案の概要
食材大きく、情報共有なし 離乳食死亡事故で報告書 札幌の保育施設2025年9月11日 11時30分畑中謙一郎印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするlistはてなブックマークでシェアする保育園が亡くなった園児に提供した豚肉の炒め物=札幌市提供
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昨年10月に札幌市の認可保育施設で1歳の男児が離乳食をのどに詰まらせて亡くなった事故で、有識者でつくる札幌市子ども・子育て会議児童福祉部会(部会長・加藤弘通北大教授)は10日、検証報告書を市に提出した。事故の原因について「食材の大きさが男児の咀嚼(そしゃく)力に合っておらず、マニュアルと異なる救命処置が行われた」と指摘し、再発防止策を提言した。 事故は昨年10月23日、同市北区の「アイグラン保育園拓北」(園児数当時44人)で起きた。報告書によると、保育士が1対1で男児(当時1歳1カ月)に対し食事の介助をしていたところ、男児が炒め物をのどにつまらせた。背中をたたくなどの救命措置を施したが、その後ぐったりした状態に。園長の判断で119番通報され、搬送された病院で男児の死亡が確認された。死因は薄切りの豚肉が気道内に詰まったことによる窒息だった。 報告書では事故の問題点として、炒め物の中に入っていた豚肉の大きさに着目。男児は離乳後期から離乳完了期への移行期とみられ、薄切り肉の大きさは、「少なくとも1センチ以下であることが適切」とした。しかし、実際は長さ約2センチ、幅1・5センチで提供された。薄切り肉以外の食材も大きめで、咀嚼されていない状態で胃の中に残っていたという。「園の職員の間で男児の咀嚼、嚥下(えんげ)の具体的な状況や乳歯の生え方について情報が共有されておらず、離乳の段階の認識についても相違があった」と指摘した。 また、園のマニュアルでは救命処置と並行して、119番通報することが定められているが、「119番に連絡することなく救命処置が行われ、通報が遅れた可能性がある」と指摘。マニュアルに目を通していない職員がいるなど、「安全管理に関する組織的な対応に問題があった」とした。 報告書では再発防止策をまとめた。家庭と園の情報共有の必要性を強調。また、児童の咀嚼・嚥下能力に適した食材の大きさについて現場の担当者が正しく判断できるよう明快な基準、指針作りを国や自治体に求めるなど5点について提言した。 市に報告書を手渡した加藤教授は「今回のような痛ましい事故が二度と起きないように、この報告書が札幌市にとどまらず、全国の関係各機関の再発防止への取り組み、子供の安全を保障するための一助となること強く望んでいる」と秋元克広市長に伝えた。 報告書は札幌市のホームページで閲覧できる。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
この記事を書いた人畑中謙一郎北海道報道センター|一次産業、スポーツ、自衛隊などフォロー専門・関心分野スポーツ全般、食、酒、旅印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするlistはてなブックマークでシェアする
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