いじめ重大事態不明公表情報に基づく
生徒主体のいじめ根絶を 自殺事件の中学で受け継がれる思いとは
愛知県 西尾市小島町
- 都道府県
- 愛知県
- 市区町村
- 西尾市小島町
- 報道日
- 2024年11月29日
- 発生年
- 2024年
- 公表主体
- 毎日新聞
事案の概要
生徒主体のいじめ根絶を 自殺事件の中学で受け継がれる思いとは
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2024/11/29 06:15(最終更新 11/29 10:07)
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大河内清輝さんの自殺から10年。命日に自宅を訪れた東部中学校の生徒ら。左は大河内祥晴さん=愛知県西尾市小島町で2004年11月27日午前9時、丸林康樹撮影
「いつもお金をとられていました。そして今日、もっていくお金がどうしてもみつからなかった」。愛知県西尾市立東部中2年、大河内清輝さん(当時13歳)がいじめを苦に自殺した事件から30年がたった。悲痛な遺書の言葉は社会に大きな衝撃を与えた。学校は、そして全国の教育現場は、この事件にどう向き合ってきたのか。【永海俊】
「無視しようと誘われても断るべきだ」「誰かが悪口を言われていたら、他の人が気づくことが大切」
1995年11月、大河内さんの初めての命日。東部中で生徒集会が開かれ、いじめの解決法などについて意見が交わされた。主催したのは生徒会と、その年にいじめの根絶を目指して発足した生徒の自主組織「ハートコンタクト」だった。
集会では重苦しい沈黙もあり、「なぜこんなに意見が少ないのか」と涙声で訴えた生徒もいた。ハートコンタクトのリーダーは「清輝君に『学校は変わった』と胸を張って言えるように頑張ろう」と呼びかけた。
以来、命日の頃に毎年開かれる集会は、「いじめについて考える集会」の名で現在まで続く。ハートコンタクトの活動も連綿と引き継がれている。
市教育委員会学校教育課主幹の榊原英一郎さん(51)は、新人だった97年から6年間同校に勤務し、生徒らと集会の内容を話し合った。当時は工夫を凝らし、自作の劇やビデオでいじめについて問いかけた。演じたのは生徒自身で、教員らも台本作りで協力した。
今年も命日の11月27日、全生徒が学年ごとに分かれて実施された。テーマを考え、進行役を務めたのはハートコンタクトのメンバーたち。3年生約100人は、高校生活で仲間外れにされた場合を想定し「別の人と関わった方がいい」「いや、人間関係をつないでいくべきだ」などと真剣に討論した。
現メンバーは1~3年の有志67人。全生徒の約2割に上る。これほど息長く続けてこられたのはなぜか。
「先輩の取り組みを見て生徒は『すごい。自分もやってみたい』と感動する。そうやって『思い』をつないできたのではないか」。校長の中村賢司さん(58)はそう考える。
年間を通じて取り組んでいる活動もある。毎月10日などゼロの付く日に学年ごとに集まり、校内でいじめなどがないか情報交換し、気になることがあれば話し合って解決法を探る。必要なら教員も関わり、困っている生徒に対応していく。
ハートコンタクトのリーダー、佐橋夢菜(ゆな)さん(3年)は「この組織があるだけで、学校では大きないじめが起きていない」と話す。「…
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出典
- 毎日新聞
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