いじめ重大事態不明公表情報に基づく
「自分は価値のない人間」と毎日死ぬこと考えた…中学でいじめ受けた女性、現在も心の傷抱え「許さない仕組みを」
奈良学園中学校 / 奈良県 大和郡山市 ・ 中学校
- 都道府県
- 奈良県
- 市区町村
- 大和郡山市
- 施設種別
- 中学校
- 施設
- 奈良学園中学校
- 報道日
- 2024年8月4日
- 発生年
- 2024年
- 公表主体
- 読売新聞
事案の概要
「自分は価値のない人間」と毎日死ぬこと考えた…中学でいじめ受けた女性、現在も心の傷抱え「許さない仕組みを」
2024/08/04 15:00
スクラップ機能について
読者会員に登録
読者会員の方はログイン
シェアする
記事をシェアする
Xでシェアする
Facebookでシェアする
はてなブックマークでシェアする
メールで送る
リンクをコピー
シェアする
メモ入力
-最大400文字まで
キャンセル
完了
完了しました
「いじめは過去の出来事にならず、苦しみはずっと続く」。奈良学園中学校(奈良県大和郡山市)で2018年からいじめを受けた女性(18)は、現在も心の傷を抱える。PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの後遺症に悩まされながらも「いじめを許さない仕組みを」との思いで体験の共有に取り組み、取材に応じた。(栢野ななせ)いじめ被害者への対応のあり方について、広瀬市長(奥)と意見を交わす女性(6月下旬、大阪府寝屋川市で) 友人との関係は良好だったが、中学1年の6月頃に一変。部活動で一部の同級生に試験結果を聞かれて答えると、暴言を吐かれた。その後、真面目に練習するよう言うと「死ね」。拾った球は「汚い」と踏みつけられた。あざ笑うような雰囲気に恐怖を感じた。
[PR]
「私は大丈夫」。気持ちに蓋をしたが、2年夏、涙が止まらなくなった。女性の異変を聞いた顧問は「他に原因があるのではないか」と取り合わなかった。 加害者をかばっているように思え「誰も助けてくれない」と心が折れ、学校に行けなくなった。「価値のない人間」と自分を責め、毎日死ぬことを考えた。学校の外でも周囲の目線が怖くなり、卒業を前にやむなく大阪府内に転居した。気持ちは置いてけぼりいじめを受けた当時を振り返った女性の手記。苦しみは今も癒えない=女性提供 同校は20年、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認め、第三者委員会を設置。報告書は、被害者に寄り添った指導の不十分さなどを指摘した。 だが、女性は「いじめの行為をどう認定するかだけに重点が置かれ、気持ちは置いてけぼりにされた」。報告書の内容を不服として、県による再調査を求めた。22年には再調査委員会が作られ、現在は新たな報告書の公表を待つ。 女性は21年、いじめが原因のPTSDと診断され、高校を卒業した現在も心身の不調に悩まされ続けている。自律神経の影響でじんましんや腹痛に襲われるため、服薬が欠かせない。
「パワハラやSNSの
誹謗(ひぼう)
中傷の問題には、社会の対応がだんだん進んでいる。でも、いじめの被害者は我慢を続けている」。そう女性は訴える。
体験談を提供 女性は6月下旬、大阪府寝屋川市の広瀬慶輔市長と、面談に臨んでいた。同市はいじめを人権問題と捉え、いじめ対応の専門部署「監察課」を市長部局に設置。独自の取り組みを進めており、被害者対応のあり方などで意見を交わした。 監察課は情報提供を受け、即座に学校へ調査に入る仕組みを運用する。女性はこうした対応に役立ててほしいと、体験談を記した資料などを提供しており、広瀬市長は「当事者に話を聴く機会は貴重。参考にして、いじめ対応を本気で考えていく」と話す。 「いじめは命につながる問題。置かれた環境に関係なく、抑止する仕組みが出来てほしい…
出典
- 読売新聞
本ページの概要は上記出典の公表内容を事実報道の範囲で引用し、 後日の削除・改訂に対応できる形で集約しています。
この事案は公的機関または報道機関が公表した情報に基づきます。 確認レベル: 公表情報に基づく
関係者の氏名は、公表元が公表していないため掲載していません。
掲載内容に事実誤認がある、または削除をご希望の場合は異議申立てフォームよりご連絡ください。
最終更新: / 初回掲載: