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不祥事不明公表情報に基づく

さくら保育園の園児虐待事件 裾野市の公式見解書から読み解く初動対応の問題点(石川慶子) - エキスパート

静岡県 裾野市 ・ 保育園

都道府県
静岡県
市区町村
裾野市
施設種別
保育園
報道日
2022年12月23日
発生年
2022
公表主体
Yahoo!ニュース

事案の概要

裾野市公式サイト(筆者撮影) 静岡県裾野市のさくら保育園の保育士3名が暴行容疑で逮捕される事態に至った事件。さくら保育園に問題があったのは明らかですが、筆者が着目したのは裾野市の公式見解書。思わず何度も繰り返し確認したのは、市長への報告が3か月後であったこと。さらに、加害者から被害者への直接謝罪や原因について記載がなかったりしたことから、クライシス発生時に最も大事な行動ができていないと感じました。市の見解書と静岡新聞などの報道から時系列に振り返り、市の初動はどこに問題があったのかを指摘します。市は初動で直接の謝罪を指導せず 事件が起きたのはさくら保育園の1歳児クラス。今年の6月から8月上旬、保育士が園児の頭をたたくといった暴行や園児の容姿を馬鹿にした暴言など15項目*の不適切な行為が行われました。これを目撃した同僚の保育士は、園長から通報しないでほしいといった依頼があったがそれを断り、8月17日市に通報。市は通報者と面会して情報を得た後、8月22日にさくら保育園園長と面談。園長はその日のうちに保育士の不適切な行為を確認し、翌日23日には該当する3名の保育士を異動させ、25日に市へ調査報告書を提出。26日に園は職員会議を実施して再発防止策・改善策を共有。 ここまでの対応は市への通報から10日であり、迅速であるように見えます。しかし、3人の保育士の被害にあった園児とその保護者への謝罪行為の記載がありません。あるのは、「園児・保護者等への適切な対応をとること」(8月22日の指導内容)と「園が被害者児童及び保護者に個別謝罪を行うよう指導」(今後の市の対応)。つまり、園に対して加害者自らが直接の被害者、園児と保護者へ直接謝罪するように指導していなかったのです。 さくら保育園は、報道された日の11月29日から数回に分けて保護者会を開催しました。保護者からは「加害者である保育士が直接謝罪してほしかった、説明してほしかった」という言葉が報道されていることから、ここでも謝罪はされていなかったといえます。 12月4日、3名の保育士は逮捕されてしまいましたので、しばらく直接謝罪する機会は得られないでしょう。直接の謝罪は被害者にとっても加害者にとってもなくてはならないプロセスです。いえ、当たり前ともいえますが、案外被害者目線が抜けてしまうのはありがちです。たとえば、社員の書き込みで炎上した場合、社員がまず謝罪すべきですが、先に会社が謝罪をしてしまう。もっと身近なケースだと、いじめた子供が謝るのではなく親が相手に謝罪してしまう、といったことです。被害者からすると釈然としないのは当然のこと。淡々と読み上げ、原因への説明はなし 被害者目線の欠如は、11月30日の発表の仕方にも表れていました。虐待行為について「カッコイチ、ロッカーに入って泣いている園児の姿を・・・・」「カッコニ、園児の頭を・・・」。「カッコイチ、カッコニ、カッコサン」と淡々と読み上げる様子はまるで機械。冷たく感じられました。配布するなら読み上げる必要もあるまいし。それでいて肝心の「原因」についての記載がありません。 見解書は、1.通報日時、2.通報内容、3.市の主な対応、4.園が確認し、報告を受けた不適切な保育の内容、5.これまでの園の対応、6.今後の市の対応 最も重要な直接原因や環境要因への言及が欠落しています…

出典

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