性暴力・わいせつ不明公表情報に基づく
教員の性暴力に共通する「グルーミング」と「孤立」 被害を防ぐために必要なこと
大阪府
- 都道府県
- 大阪府
- 掲載日
- 2022年6月5日
- 発生年
- 2022年
- 公表主体
- bengo4.com
事案の概要
教員による生徒・児童への性暴力が、社会問題となっている。
4月1日には、「教員による児童生徒性暴力防止法」(「教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律」)が施行された。わいせつ行為は「性暴力」と定義され、加害教員が復職するための要件を厳しくするといった内容だ。
なぜ教員による性暴力が起こるのか。どうすれば防止できるのか。学校現場の性犯罪・性暴力防止について研究をおこない、「教員の性行動セルフチェック表」を作成した奈良大学社会学部心理学科の今井由樹子准教授に聞いた。
●処分者は全教職員数の0.02〜0.03%
——教員による性暴力の件数は、増加傾向にあるのでしょうか。
公立学校教職員の懲戒処分の統計(人事調査)が現在の形になった2012年度から見ていくと、性犯罪・性暴力の処分者は、全教職員数の0.02〜0.03%です。
2012年〜17年度までは微増減していましたが、2018年度に数が上がり、それまで200人前後だったのが282人になりました。
前年の繰越分で増えたのか、2017年にあった性犯罪に関する刑法改正や#MeToo運動などの影響で被害者が訴えやすくなったのか原因は不明です。
2020年度は、数としては200人と減りました。新型コロナで学校行事や登校日数が少なくなったことにより接触が少なくなった、というのが一つの説ですが、性暴力が減っているわけではないという指摘もあり、次年度以降の様子を見なければ減少傾向にあるのかどうか分かりません。
——どのような被害が多いのでしょうか。
性犯罪・性暴力の態様は、体に触るが最も多く、次いで性交、盗撮・のぞき、接吻と続きます。
小学生に対して性犯罪・性暴力をする人たちは、小児性愛の傾向があります。大人の女性と対等な関係を築けない人が多いです。つまずいた経験があり自分に自信がなく、「自分と理解し合えるのは純粋な子どもしかいない」と考えます。相手が子どもたちなら、自分の有能感や安心感を得られるというんですね。こうした動機から、教職員の職につきたいと狙っている人もいます。
また、盗撮をする人たちは、強制性交等や強制わいせつする人とは違い、児童ポルノを好んでいる傾向があります。非接触型の犯行の場合、当事者が気づかなければ、自分だけが楽しんでいるもので当事者を傷つけていないだろうと考えて加害者意識が低く、再犯傾向も強くあります。
小・中・高などの校種によって加害行為の態様が異なると推察していますが、文科省の統計では詳細な数値が公表されていないので分析できていません。しかし、被害者の年齢に関わらず、いずれも地位・関係性を悪用した被害となっています。
●純粋に人を信じる気持ちを悪用
——教員の性暴力に共通点はありますか。
ほとんどが、グルーミングとも呼ばれる「手なずけ」から入っています。
被害者が中学生以上だと、進路指導や困りごと相談などの場面で頼ってくる生徒に応えるように、その信頼を乱用していくケースが多くあります。生徒にとっては、その教員は話を熱心に聞いてくれて、頼りになる存在です。教員はそれを逆手にとり、ぽんと肩に手をおく、太ももに手をおくなどの接触からはじめ、分からない程度にだんだんと大胆になっていく。
生徒は最初は「気のせいかな」と考え、教員の行為がエスカレート…
出典
- bengo4.com
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