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いじめ重大事態不明公表情報に基づく

「お前、マジ、死ねや!」教師も加担したいじめで高校生が自殺 それでも遺族が県との「調停」を成立させた理由

山口県の県立高校2年生の男子高等学校 / 山口県 ・ 高等学校

都道府県
山口県
施設種別
高等学校
施設
山口県の県立高校2年生の男子高等学校
掲載日
2022年4月8日
発生年
2022
公表主体
文春オンライン

事案の概要

2016年7月26日午前1時、山口県の県立高校2年生の男子高校生(享年17)がJR山陽本線の櫛ケ浜駅で貨物列車にはねられ、死亡した。階段には、バッグとスマートフォンが置かれ、メモアプリに「ありがとう」など感謝の言葉がつづられたメモが遺されていた。  この件をめぐり、2022年3月18日、山口簡易裁判所で県と遺族側の間で調停が成立した。再発防止のための協定書を結んだ。遺族側は「息子の自殺についての責任追及として裁判も考えましたが、協定を結ぶことは再発防止の意味があると思いました」としている。 海都さんは、17歳で自らの命を絶った ©渋井哲也 この記事の画像(3枚) 100%納得しているわけではない  県と遺族との間の協定書によると、 ADVERTISEMENT 1)「県いじめ調査検証委員会」(再調査委)の報告書にある提言の具体的な進捗状況や成果を遺族側に報告 2)再発防止に向けての対策を、相談体制、自殺予防教育の推進などの継続 3)関係した教職員が命日前後に、追慕・追悼のための機会を設ける 4)記念樹(銘板を含む)を設置 5)いじめ問題に関連した文庫の設置 6)風化防止のために必要な措置  など10項目。 「今までの県との関係や調査委員会の対応は、不信感を抱くきっかけになりました。和解が成立したからといって、これまでのことが、『なかったこと』にはなりません。100%納得しているわけではありません。ですが、これからの県や県教委の取り組みに期待し、調停を終えました」(母親)  遺族は和解成立後、男子高校生の名前を「海都」と公表した。碑には「かいと」と刻まれる予定だ。 「教室締め出し」や「役割押し付け」がいじめの該当項目に  海都さんに何が起きたのか。2018年に県知事のもとに設置された「県いじめ調査検証委員会」(再調査委)の報告書によると、18項目が「いじめに該当」との判断になった。例えば、「言葉でのからかい」としては、軽い口調で体型のことをからかわれたり、女子生徒から「キモい」と言われることがあった。テニス部の部員から「お前、マジ、死ねや!」と言われたこともある。 「教室締め出し」としては、海都さんともう一人の男子生徒が教室に入れないようにされた。

出典

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