いじめ重大事態不明公表情報に基づく
⑮けん玉は人と人をつなぐ(「いじめっ子」ツヨシ:その11)【私の出会った子どもたち-いじめと向き合ってきた「けん玉先生」の歩み-】
富山県
- 都道府県
- 富山県
- 報道日
- 2019年7月9日
- 発生年
- 2019年
- 公表主体
- 北日本新聞webunプラス
事案の概要
⑮けん玉は人と人をつなぐ(「いじめっ子」ツヨシ:その11)【私の出会った子どもたち-いじめと向き合ってきた「けん玉先生」の歩み-】
私の出会った子どもたち-いじめと向き合ってきた「けん玉先生」の歩み-
2019年7月9日 11:50
いじめ、不登校、暴力行為など、さまざまな問題を抱える子どもたち。元小学校長の寺西康雄さんは、彼らとけん玉を通して接することで心の扉を開いてきました。長年の教員生活で出会った子どもたちの姿から「いじめを生まない学級・学校づくり」を考えます。事例はプライバシーへの配慮から登場人物を匿名とし、事実関係についても若干の修正が施してあることをお断りしておきます。
ツヨシに「豊かな遊び」を教えてやりたい。もっと「遊びらしい遊び」を教えてやりたい。ホンモノの遊びの「おもしろさ」「楽しさ」を味わわせたい。そのことを通して、他者との好ましい関係を育ててやりたい。そう考えた私はけん玉を披露し、「おもしろく楽しいクラス」にしたいと呼びかけた。子どもたちは目を輝かせながら聞いてくれた。
一週間後、けん玉教室を開催した。子どもたちは、全員、マイけん玉を持参した。
安全で楽しいけん玉教室にするために、子どもたちに次のように呼びかけた。
「けん玉をするとき、皆さんに必ず守ってほしいことがあります。
1つ、けん玉を人や物にぶつけてはいけません。
2つ、けん玉を振り回したり投げたりしてはいけません。
3つ、話を聞くときは“けん玉ルック”をしてください」
すかさず、子どもたちが「先生、“けん玉ルック”って何ですか?」と質問する。
けん玉を首からぶら下げて見せ、「これです。カッコイイでしょう!」と答える。
子どもたちがクスクスと笑いながら私の真似をする。
「けん玉にも名前があります。先のとがったところが“けん”、その先の方が“けん先”です。3つの皿のうち、大きい方が“大皿”、小さい方が“小皿”、その中間にあるのが“中皿”です。これから大皿に玉を乗せる練習してもらいます。それでは、やってみます」
教室がシーンと静まり返る。
子どもたちの視線を浴びながら、けん玉を首から外す。
親指と人さし指でけんをつまみ、中指と薬指で小皿を押さえる。
両足を肩幅よりも少し広めに開き、右足を半歩前に出す。
玉の糸穴を見て、玉が止まったのを確かめる。
軽く膝を曲げながら、玉をまっすぐ下げるようにして手を少し下げる。
膝を伸ばしながら、下げた手を戻す勢いで玉をまっすぐ引き上げる。
膝を曲げながら、玉の真下に大皿を持ってくる感じでやさしく玉を受け止める。
玉がすぽっと大皿の中におさまる。
「オー!」と歓声が上がり、拍手が教室中に広がる。
「さあ、皆さん、やってみてください。連続5回成功したら先生に教えてください」
子どもたちは男女混合の4人グループに分かれて練習を開始する。
「わあっ!」「できた!」「ダメだー!」「難しい!」…と様々な声が交錯する。
私は子どもたち一人ひとりに声をかけながら各グループを見て回る。
しばらくすると、ツヨシがやってきて「連続5回成功しました」と私に告げた。
「ツヨシくん、すごいなあ。それじゃ、『大皿ストライク』に挑戦してみようか?」
「挑戦したいです!」
けん玉上達の秘訣は膝の使…
出典
- 北日本新聞webunプラス
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