事故死亡・免職公表情報に基づく
教職員対応「大きな問題」給食死亡で第三者委報告書 大分
- 都道府県
- 大分県
- 市区町村
- 別府市
- 報道日
- 2019年7月16日
- 発生年
- 2019年
- 公表主体
- 毎日新聞
事案の概要
教職員対応「大きな問題」給食死亡で第三者委報告書 大分
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毎日新聞
2019/7/16 19:10(最終更新 7/16 21:53)
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大分県教委の工藤利明教育長(右)に報告書を提出する第三者委の藤本保委員長=大分市で2019年7月16日午後6時2分、樋口岳大撮影
大分県立南石垣支援学校(同県別府市)で2016年に高等部3年の林郁香(ふみか)さん(当時17歳)が給食をのどに詰まらせて死亡した事故で、県教委設置の第三者委員会(委員長=藤本保・大分こども病院長)が16日、県教委に報告書を提出した。第三者委は、給食中の林さんを1人にし、林さんが倒れた後も教職員が心肺蘇生をしなかったことなどを「大きな問題」と指摘した。
林郁香さん=遺族提供
林さんは16年9月15日、給食中に倒れて意識を失い、17日後に死亡した。第三者委は林さんが倒れた原因を、医師への聞き取りなどから「口の中いっぱいに食べ物を入れたことで口腔(こうくう)、咽頭(いんとう)を塞ぎ、呼吸困難が生じた」と結論付けた。
報告書によると、最重度の知的障害があった林さんは、食事をかき込むようにして食べる傾向があり、給食中は教師が見守ることになっていた。
しかし、当時、林さんの担当だった担任は別の生徒を3階の教室に送るため、1階ランチルームの林さんのそばを離れた。室内には養護教諭ら教職員2人がいたが、担任は声をかけず退室しており、林さんは誰にも見守られない状態でのどを詰まらせて倒れた。
林郁香さんが通っていた南石垣支援学校で教職員に事故防止を訴える母香織さん=大分県別府市で2018年9月3日午後3時38分、樋口岳大撮影
林さんが倒れた直後に養護教諭らが駆けつけたが、出血に動揺するなどし、呼吸・意識の確認や胸骨圧迫、自動体外式除細動器(AED)を使うなどの心肺蘇生をしなかった。
第三者委は「見守っていれば、かき込む食べ方を止められた可能性が高く、(のどを詰まらせた後も)窒息を疑い、口の中の食べ物をかき出すなどの素早い対応を取ることができた」と指摘した。
大分県教委に提出した報告書について記者会見する第三者委の藤本保委員長(手前から3人目)ら=大分市で2019年7月16日午後6時52分、樋口岳大撮影
林さんの母香織さん(49)は記者会見で「郁香を1人にしたことや心肺蘇生をしなかったことを第三者委が不適切と判断したのは評価するが、不適切な対応と死亡との因果関係が明記されておらず、残念だ」と語った。
事故を巡っては、遺族の告訴を受けた大分県警が昨年5月、当時の担任や校長ら4人を業務上過失致死容疑で大分地検に書類送検した。【樋口岳大】
「普段から1人にされていたのか」母の疑問ぬぐえず
独立行政法人日本スポーツ振興センターの学校事故事例検索データベースによると、2005~16年度に給食中の窒息とみられる事故で、少なくとも12人が死亡、2人に後遺障害が残り、災害共済給付が実施された。
文部科学省は12年、特別支援学校の児童が給食をのどに詰まらせる事故が発生したことを受け、障害のある子どもの給食時には様子を観察するなど安全確保の徹…
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