事故死亡・免職公表情報に基づく
市立中学校ハンドボール部員が練習中に熱中症により死亡した事故についての顧問教諭及び校長の過失
員会健康学習課長から豊橋市立豊橋高等学校 / 愛知県 ・ 高等学校
- 都道府県
- 愛知県
- 施設種別
- 高等学校
- 施設
- 員会健康学習課長から豊橋市立豊橋高等学校
- 掲載日
- 2018年12月14日
- 発生年
- 2018年
- 公表主体
- 岩熊法律事務所
事案の概要
市立中学校ハンドボール部員が練習中に熱中症により死亡した事故についての顧問教諭及び校長の過失
2018.12.14
熱中症・自然災害
名古屋地方裁判所一宮支部平成19年9月26日判決
事案の概要
本件は、Aの両親とAの弟である原告らが、Aが、平成16年7月27日午前11時30分ころ、一宮市立甲中学校のグラウンドにおいて、ハンドボール部男子女子合同の夏期練習中に熱中症により倒れ、同年8月26日午後2時34分、一宮市立市民病院において、熱射病を原因とする多臓器不全により死亡したのは、甲中のハンドボール部顧問の教師であるY1教諭、Y2教諭、Y3教諭及びZ校長に過失があったからであるとして、国家賠償法1条1項に基づき、損害賠償を求めた事案です。
Aのポジションはゴールキーパーであり、その体型は、平成16年5月当時、身長176.6センチメートル、体重86.2キログラム、BMIによる肥満度は27.639であり、BMIによる肥満度の判定表によれば、四段階の肥満度のうち肥満一度と位置づけられる肥満でした。
また、Aは、おとなしく、静かで、真面目で手抜きをすることができないような性格で、練習にはあまり文句も言わず、他の生徒の中には、そのような生徒も見られたにもかかわらず、30分間走で走るときも先生の見ていないところでは手を抜いて歩くというようなことはしませんでした。
甲中学校男子ハンドボール部では、平成16年4月から7月20日まで、概ね
ランニング(外周3周)
ストレッチ
パス・キャッチ練習
シュート練習
速攻練習
三年生の試合形式の練習(二年生は球拾い。)
などを行っていました。
つまり、一学期の練習は熱負荷の大きいランニング・ダッシュ等の練習が比較的少なく、熱負荷がある程度大きい速攻練習についても、Aはゴールキーパーであったことから、球出しをするに過ぎませんでした。
また、練習は原則として火曜日から土曜日までであり、このうち火曜日から金曜日までの練習時間帯は、授業後から日没30分前までの夕方でした。
Aも練習試合に出場することはありましたが、フルタイムで出場するようなことはありませんでした。
甲中学校は同年7月20日に終業式を迎え、翌21日から夏休みに入りました。
男子ハンドボール部は、同月21日に、主力メンバーを三年生として大会に出場したものの、一回戦で敗退しました。
同月22日、23日、25日の練習は休みとされ、24日は、三年生の試合形式の練習が中心で、二年生は球拾いを行い、同月26日から、一、二年生を中心とする新チームの練習が始まりました。
通常、この時期の練習は、体力作りを中心として行うものであり、フットワークステップに加え、30分間走、40メートルダッシュなどを内容とすることが予定され、特に、30分間走については、ハンドボール部夏期練習の目玉ともいうべき恒例のきつい練習でした。
同月26日から、男子及び女子ハンドボール部合同で、夏期練習が開始しました。
Y1教諭は、同日の練習後、Aの1500メートル走のタイムが2分ほど縮まっていたことから、部員らの前でAの努力を褒めました。
同月27日の練習に参加したのは男子が18名、女子が14名でした。
平成16年の東海地方の梅雨明けは7月13日頃であり、同月27…
出典
- 岩熊法律事務所
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