事故不明公表情報に基づく
組み体操の負傷事故 大幅減 教育行政が動いた2016年(内田良) - エキスパート
愛知県
- 都道府県
- 愛知県
- 報道日
- 2016年12月30日
- 発生年
- 2016年
- 公表主体
- Yahoo!ニュース
事案の概要
組み体操における負傷事故件数の件数と減少幅(2015~2016年度)■大阪市は7割の減少、名古屋市は9割の減少冬に入って、全国各地から今年の運動会における組み体操の事故情報が入ってきている。いずれの自治体でも、事故が大幅に減少している。ここ数年ネットやマスコミ報道でたびたび問題視されてきた組み体操の事故は、この2016年に一気に改善に向かったようだ。大阪市では、2015年度は市立小学校の293校が組み体操を実施し42件の骨折が起きた。そして2016年度は201校が実施し、骨折は12件に減少した(11/23 朝日新聞)。 名古屋市では、2015年度は202校が組み体操をおこない、28件の骨折があった。2016年度は154校が実施し、骨折は3件にまで減った(12/21 NHK NEWS WEB ※リンク切れ)。骨折の件数は2015年度比で、大阪市は7割の減少、名古屋市は9割の減少と、大幅な減少が達成された。その他にも、愛知県、静岡県、千葉県、三重県の負傷事故状況が報道されていて、いずれの自治体においても事故件数は大きく減少している[表1]。表1 組み体操における負傷事故件数と実施校数の変動(2015~2016年度)■なぜ減ったのかなぜこれほどまでに、事故件数が減ったのか。その答えは、「各自治体が組み体操の段数制限(中止を含む)に取り組んだから」に尽きる。上述の大阪市は、2016年2月に、組み体操において巨大化が進んだ「ピラミッド」と「タワー」の技を禁止とし、さらに4月には2人組の肩の上に一人が立つ「灯台」も禁止とした。その結果、前年度比で7割もの骨折を減らすことができた。名古屋市は、「ピラミッド」は4段、「タワー」は3段までを目安とし、さらには最上段の児童の足場となる高さを2m以下とするガイドラインを2月に作成・配付し、事故の9割減を達成した。11/8 静岡新聞:静岡県の小学校における組み体操の実施状況(2015~2016)静岡県は、組み体操の具体的な実施状況が明らかになっている。県は今年度、「ピラミッド」は3段、「タワー」は2段までとするよう現場に要請し、その結果、組み方の高層化は抑制され、「ピラミッド」は3段が、「タワー」は2段が主流となった。骨折の件数は、7割も減少した(11/8 静岡新聞)。(なお細かい点であるが、表1にあるとおり、各地の組み体操の実施校数も減少している。この値の読み方については、本記事最下部で、補足として解説する。)■教育行政が動いた2016年2016年2月7日:拙稿「組体操 文部科学省が突然の方針転換」各自治体の成果から見えてくるのは、教育行政の対応が、事故防止に重大な役割を果たしているということである。2016年は、これまで「現場の裁量にまかせる」「介入はしない」と傍観を続けてきた教育行政が、ついに安全対策の要請に舵を切った一年であった。その動きは2月に始まる。2月3日に、超党派の議員有志が開催した「組体操事故問題について考える勉強会」が発足した。勉強会の発足を受けて、それまで「学校独自に判断すべき」という態度を一貫させてきた文部科学省は、5日についに「重大な関心をもって、このことについて文部科学省としても取り組まなければいけない」(馳浩大臣(当時))と回答したのであった(拙稿「組体操 文部科学省が突然の方針転換」)。国の…
出典
- Yahoo!ニュース
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